借主が家賃滞納!1ヶ月遅れで入金するような場合の解決策について解説します!

所有物件が満室であっても家賃滞納者がいる場合は、家賃収入が減ります。
さらに、家賃滞納者が長期間居座り続けると大家さんは時間・労力ともに余分に費やす必要が出てきます。
そこで今回は、家賃滞納者が発生する理由、督促・取立ての流れ、家賃滞納発生時にやってはいけないことについて解説します。

 

□家賃滞納が発生する理由とは?

現実問題として家賃滞納は起こっている方がいるのが現状です。
中には1ヶ月遅れで入金する方もいらっしゃいます。
どうして家賃滞納が発生してしまうのでしょうか。
以下に家賃滞納発生理由として考えられることを示します。

・忘れていた
・支払う気がない
・旅行、出張などの外出で支払えなかった
・家賃を払うお金がない
・急な病気や怪我
・行方不明、音信不通

これらの様々な要因が考えられます。
単純に忘れてしまっている場合は、まだ良いでしょう。
ただし、払う気があってもない場合、もしくは払う気がないような入居者には頭を抱えてしまいますよね。

滞納の大半は支払いが一時的に遅れてしまうケースになります。
改善する方法としては、大家自身の毎月賃料の入金状況の確認からの動きがまず大事になります。
支払いの遅れが頻発化していたり、未払い状態が長期間続いていたりする場合は、遠慮せずに即時することが大切です。
そして、入居者に家賃支払いの意識付けを行うようにすると良いでしょう。

それでも、改善の余地がない方もいらっしゃるかもしれません。
その際には、裁判等の法的手段による「差し押さえ」「契約解除」などの方法があります。
法的手段を講じる場合には、滞納が長期間続いていて繰り返し督促しているにもかかわらず支払いがないことを証明する必要があるため、その点を把握しておくことが大切です。

 

□家賃滞納者への督促・取立ての流れについて

最終的に家賃滞納者に対しては、確実に滞納家賃を支払ってもらうことが重要です。
しかし、自主管理していたり、集金業務を委託していなかったりする場合は、大家さんご自身で滞納家賃を回収する必要があります。
どのようなことを実施するべきかここでは4つの流れについて解説します。

まず1番目に入居者へ直接連絡しましょう。
家賃の支払い期日を過ぎても家賃の入金が確認できない場合には、その旨を入居者に伝えることが大切です。
ただし、最初から強い態度で接することは効果的ではありません。
この時点においては悪質性がない場合が多いためです。
それゆえ、本人に連絡がつかない場合や、連絡しても入金確認ができない場合には書面で連絡することが必要でしょう。

2番目に督促状を送付しましょう。
1回目の督促に関しては入居者の部屋の郵便ポストなどに投函するのが良いでしょう。
なお、書面は「家賃が期日を過ぎても支払われていないこと」「早急な入金とその意思がある旨の連絡をお願いいしたいこと」「不明点の申し出について」この3点を押さえて伝えることが重要です。
この書面の内容で未納の場合には2回目の書面を送付すると良いです。
その際には、「期日通りでの入金がない場合には連帯保証人に連絡する」という旨を文面に加えることが大切です。

3番目に内容証明郵便を送付する方法があります。
2回目の督促状を送っても家賃滞納が続く場合もあるでしょう。
その際には、内容証明郵便による特則に移行しましょう。
この内容証明郵便は配達時に内容を郵便局が証明するサービスとなっています。
内容証明郵便を受け取った方は、その内容を知らなかったと言い逃れができない仕組みとなっているのです。

4番目に連帯保証人に連絡しましょう。
ここまでの過程を経ても滞納が続くようなら、いよいよ連帯保証人への連絡になります。
内容証明郵便の文面に記載した期日までに支払いがない場合には、連帯保証人に対して電話か郵送で連絡します。
連帯保証人が家賃支払いに応じた際には、これにて滞納が解決します。

ただし、連帯保証人からも支払いがない場合もあるでしょう。
その際には、明度請求訴訟や強制執行などの法的な措置を講じる必要が出てきます。
その点も把握しておきましょう。

 

□家賃滞納発生時に大家さんがやってはいけないこととは?

ここではや家賃滞納発生時に大家さんがやってはいけないことについて3つ解説します。

まず1つ目は深夜や早朝に催促の電話・訪問をすることです。
催促の時間帯を考えなければ、脅迫じみた催促になりかねません。

2つ目は、玄関ドアへの張り紙をすることです。
周囲の第三者に家賃滞納が判明するような催促方法は、違法行為とみなされてしまいます。

3つ目は、同じ日に何度も催促の連絡をすることです。
大家さんからみると一見当たり前の行為のように思えます。
しかし、脅迫じみた催促とみなされる恐れがあります。
それゆえ、許可なく何度も訪問することは控えましょう。

 

□まとめ

今回は家賃滞納者が発生する理由、督促・取立ての流れ、家賃滞納発生時にやってはいけないことについて解説しました。
相続した不動産は管理会社に管理全般を委任することでと悩みが軽減されるかもしれません。
ぜひ検討してみてください。

 

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こちらは2022年2月6日時点での情報です。
内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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