リフォーム賃貸のメリットとデメリットについて解説します!
賃貸物件の大家さんが空室対策としてよく行うのがリフォームです。
賃貸物件をリフォームすることで、どのようなメリットがあるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リフォーム賃貸のメリットとデメリットについてご紹介します。
□大家さんが賃貸物件のリフォームで失敗する理由とは?
賃貸物件でリフォームをする際、少なからず失敗してしまった例もあります。
せっかく時間もコストもかけてリフォームをするのに、失敗してしまっては意味がありませんよね。
なぜ失敗してしまったのか、その原因を知っておくことで失敗を未然に防げるでしょう。
そこでここからは、賃貸物件のリフォームで失敗する理由をいくつかご紹介します。
1つ目は、ご自身の要望を伝えずリフォーム会社の方に任せてしまうことです。
何の要望も伝えずにすべてのプロに一任してしまうと、リフォーム会社側も無難なパッとしない仕上がりにせざるを得ません。
せっかくリフォームしたのに、ありきたりな部屋では入居者も増えない可能性があります。
プロに任せることは大切ですが、最低でも部屋のイメージに合った床材やクロス、どのような入居者を想定しているのかなど、ご自身の理想とするリフォームの要望を伝えましょう。
2つ目は、専門家の意見を無視してリフォームや家賃を決めてしまうことです。
リフォームは、単にたくさんのお金をかければその分効果が高まるとは限りません。
コストをかけすぎると、その分家賃を高く設定しないといけなくなり、結果的に競争力が弱まってしまう恐れがあります。
物件の家賃は周辺物件の相場があり、リフォームにかける費用も適切な家賃から考えた予算に設定することが重要です。
そのため、ご自身の考えに固執するのではなく、不動産会社のようなプロの意見を聞き、リフォーム内容や家賃の設定をしていきましょう。
□リフォーム賃貸のメリットを紹介!
ここまでご紹介した通り、場合によってはリフォームに失敗してしまうこともあります。
しかし、しっかりとポイントを押さえてリフォームすることで、様々なメリットがあります。
ここからは、リフォーム賃貸のメリットをご紹介します。
*室内が新築のような綺麗さ
リフォーム賃貸の最大のメリットは、なんといっても綺麗さです。
建物の外観は時代によって流行りのテイストがあり、築年数が古い建物は一見レトロに感じることも多いでしょう。
しかし、建物自体の築年数が古い物件であっても、室内はリフォームされて新築のような綺麗さになっていることが多いです。
また、設備も最新のものを取り入れることで、見た目のみならず機能性においても優れた部屋が作り出せます。
*相場より家賃が安い
周辺にある新築や築浅物件に比べて、安い家賃で借りられることもメリットです。
室内が新築同様の綺麗さであっても、建物自体がある程度築年数が経っていると家賃は下がりやすくなります。
住みたいエリアが決まっていて、家賃が高くて諦めていたような人でも、室内が綺麗で家賃も比較的抑えられているリフォーム賃貸であれば選んでくれる可能性は高くなるでしょう。
*高いデザイン
基本的に築年数がある程度経過してしまい、空室が目立ってしまった物件に対して、新たな付加価値を付けて空室を埋めるためにリフォームをすることが多いです。
そのため、一般的な賃貸物件にありそうな内装とは違ったおしゃれ内装が施されていることがあります。
そのことから、機能性が高いかつおしゃれな内装の家に住みたい人から人気が集まる可能性が高いです。
□リフォーム賃貸のデメリットとは?
ここまでリフォーム賃貸のメリットをご紹介してきましたが、ここからは反対にデメリットをご紹介します。
1つ目は、その建物が旧耐震基準である可能性があることです。
リフォームする賃貸物件は、建てられてからある程度年数が経っている物件が多く、中には1981年の新耐震基準へ法改正がなされる前に建てられたものもあるでしょう。
旧耐震基準だからといって単純に危険だと判断できませんが、やはり住む人の気持ちの面からすると旧耐震基準の物件は避けたいと思われてしまう可能性が高いです。
2つ目は、電気容量が少ない可能性があることです。
一般的な一人暮らし向け賃貸物件の場合、電気容量の契約は20アンペアか30アンペアになっています。
築年数が古い物件の場合、建物全体で20アンペアになっていて、電気容量を増やせないことがあるため注意が必要です。
そのことを不便に感じて、リフォーム物件を好まない人も一定数います。
3つ目は、見えない部分に欠陥がある可能性があることです。
リフォームした物件は、基本的に室内の見た目の部分で古さを感じることは少ないはずです。
むしろ新築同様の綺麗さを感じられることもあります。
しかし、壁や天井の内側などに問題が起きている可能性も考えられます。
そのような目に見ない部分の存在がある点をデメリットと感じる人もいます。
□まとめ
今回は、賃貸物件の大家さんに向けて、リフォーム賃貸のメリットとデメリットをご紹介しました。
リフォームすることの目的は、コストを効率良く使って魅力のある物件に変え、空室の解消や家賃のアップにつなげることです。
ぜひ今回の内容を参考に、魅力ある賃貸物件にしてみてはいかがでしょうか。
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※こちらは2022年3月4日時点での情報です。
内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。