家賃を下げるのはちょっと待って!アパートの空室対策に最適なものは?

アパート経営の最大のメリットといえば家賃収入を得られることですが、空室があると収入が減ります。
そこで多くの大家さんは家賃を下げることで入居者を増やそうと考えますが、継続的な収入が減るのでなるべく慎重に検討したいところですよね。
今回は、家賃を下げる以外の効果的な空室対策をご紹介します。

 

□アパートが空室になってしまうのには理由がある

 

アパートが空室になってしまうのには、何らかの理由があるはずです。
ここではその理由について考えてみましょう。

例えば、以下のような問題を抱えてはいないでしょうか。

・生活動線が悪くて暮らしにくい
・共有スペースが汚れている
・日当たりや照明などに暗い印象がある
・立地が悪い
・内装や設備が悪い
・物件情報の掲載をしていない
・家賃が適正価格でない

アパートに空室ができてしまうのは、立地や間取り、家賃、広告などに問題があるから起こるのだと考えられます。
もしも1つでも当てはまるのであれば、それぞれに適した対策を取る必要がありますね。

アパートの需要というのは、大部分は立地によって決まってしまうところが実際にあります。
しかし、「駅から少し遠くても住みたい」と感じられるような、そのアパートにしかない魅力があれば、最終的に選ばれる確率が増えるはずです。
このことも踏まえて、空室対策について考えてみましょう。

 

□アパートの空室に最適な対策をご紹介

 

1つ目は、入居してもらいたいターゲットの見直しです。
他のアパートと差別化するためには、明確なターゲットを設定する必要があります。
ペットを飼いたい入居者、高齢者など、ターゲットに選んでもらえるようなアパートづくりをしていきましょう。

2つ目は、広告の見直しです。
物件情報の掲載をしていないのであれば、まずは広告掲載を検討しましょう。
最近では不動産に訪問して物件を決める方が減少傾向にあり、賃貸物件の検索サイトで自分で調べる方が増えてきています。

そのため、新しくアパートを探している方は、内見に行くかの判断をそこに掲載されている写真や文章で判断することになるというわけです。
ここで掲載情報が古かったり、写真のイメージが悪かったりすると、契約に結びつく可能性は減ってしまうでしょう。
わかりやすい写真と文章を心がけ、アパートの魅力を最大限に伝えられるように工夫しましょう。

3つ目は、共有スペースの清掃です。
せっかく内見に来ていただけても、共有スペースが汚いと第一印象が悪く、入居を取りやめてしまうかもしれません。
エントランスだけでなく、階段やゴミ置き場、廊下、駐輪場、ポストなど、あらゆる共有スペースを清潔に保ちましょう。

4つ目は、共有スペースを明るくすることです。
共有スペースが暗い印象だと、アパート全体が陰湿に感じ、防犯面にも不安を抱いてしまう可能性があります。
照明が切れかかっていたり、そもそも照明の数が少なかったりしてはいませんか。
客観的に見て明るく感じるように照明を調節しておきましょう。

5つ目は、室内の内見準備を怠らないことです。
内見となれば当然室内も見にくることになりますが、室内が綺麗であったり、スリッパやウェルカムボードなどで歓迎されていることがわかるようになっていたりすると、それだけで印象アップに繋がります。
夕方以降に内見する場合もありますので、電気がつけられるように配慮しておくのも大切です。

6つ目は、今人気の設備を取り入れることです。
例えば宅配ボックスは、コロナ禍もあり今や様々なご家庭で取り入られている設備です。
入居者無料Wi-fiなども、若者にとってはあって当たり前のサービスになりました。
最初に考えたターゲットの需要に合わせて、人気の設備を取り入れてみましょう。

反対に、古い設備やターゲットに見合わない間取りなどは、撤去して新しくした方が空室対策に繋がると考えられます。
ファミリー世帯がターゲットなのに、ユニットバスであったり、冷暖房の効率が悪いエアコンだったりするとチャンスを逃してしまうでしょう。
少しお金はかかりますが、リフォームやリノベーションを視野に入れてみるのも良いかもしれませんね。
ただし、費用だけでなく家賃の倍率や利回りについても意識して、予算の目安を考えることが大切です。

このように、アパートの空室対策は意外にもたくさんあります。
しかし、最適な空室対策を選ぶには、物件の現在の状況やニーズをしっかりと把握しておかなければなりません。
まずは、ターゲットを明確化し、アパート経営として目指すゴールを意識しましょう。

長期的な目線で考えると、今いる入居者に長く住み続けてもらう「退去予防」も大切になってきます。
そのためには、住み心地の良い環境を提供し続ける必要があります。
この記事では取り上げませんが、ぜひこの機会に退去予防についても考えてみてくださいね。

 

□まとめ

 

今回は、アパートの空室対策についてご紹介しました。
アパートの空室対策では、現状の把握とニーズの照らし合わせが大切になってきます。
しかし、闇雲にお金や労力を費やせば良いわけではないことに注意してください。

 

今回紹介した以外にも、金沢市内の物件を多く取り扱っております。

ぜひ金沢エリアの物件をご覧ください。

 

※こちらは2022年6月3日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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