木造アパートの騒音トラブルを解決する方法はある?
木造アパートでは、その構造から騒音被害が起きやすいとされています。
実際、騒音トラブルに関するクレームに頭を悩まされている大家さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、簡単な解決方法から根本的に解決する方法まで幅広く解説いたします。
お悩みの方はぜひご覧ください。
□木造アパートの騒音トラブルはなぜ起きる?
騒音トラブルに関するクレームといえば、「夜間なのにうるさい」「上の階の住民の足音が耳障り」などなどがあると思います。
実際それほどの騒音でなくても、1度気づいてしまったことで余計に敏感になってしまう部分もあるのかもしれません。
賃貸の木造アパートである以上、ある程度生活音が響いてしまうのは仕方がないことです。
実際、他の鉄筋造の建物よりも防音性が低く、音を通しやすい性質を持っています。
しかし、あまりにマナーが過ぎると他の入居者が退去してしまうきっかけになることもあるため、必ず手を打ちましょう。
そのためには、騒音の原因を突き止める必要があります。
時間や場所、頻度、どのような音なのかを確認することで、なんとなくでも原因がわかるはずです。
例えば、音が上から聞こえてくるのであれば、上階の人に話を聞いてみる必要があります。
こうして状況の確認と聞き込みを続けていきましょう。
□簡単にできる騒音トラブルの解決方法は?
騒音トラブルを起こさないためには、防音対策を行うことが非常に大切です。
ここでは、簡単にできる防音対策をご紹介します。
1つ目は、壁に防音シートを貼り付ける方法です。
騒音が壁を通して伝わっている場合には、壁の防音対策が非常に効果的です。
部屋同士の防音性を高めることができ、あまり費用をかけずに防音対策を講じられます。
2つ目は、ドアに隙間テープを貼る方法です。
ドアに隙間がある場合には、隙間テープを活用するのがおすすめです。
音が外に漏れにくくなるので遮音性が上がります。
隙間テープは隙間がある部分だけではなく、ドアが開く部分全てに貼り付けましょう。
3つ目は、床に防音マットやカーペットを敷く方法です。
木造アパートの標準設備として、床に防音マットを敷き詰めてしまうのもおすすめです。
よくある上階の騒音に対しての非常に有効的な防音対策になります。
一部分だけではなく、フロア全体に満遍なく敷く方がおすすめです。
4つ目は、窓に防音フィルムを貼る方法です。
防音フィルムを貼ることで内外の騒音をシャットアウトできるので、高い防音性が期待できます。
窓の防音フィルムには、遮熱や遮光、耐震性を上げるものもありますから、予算に合わせて選択してください。
□リフォームで根本的に解決!
木造アパートの騒音トラブルを解決するのに、リフォームする手段も挙げられます。
費用も時間もかかりますが、圧倒的な効果を得られること間違いなしです。
ここではリフォームでできる防音対策をご紹介します。
1つ目は、壁の中に吸音材や遮音シートを入れ込むリフォームです。
先ほど紹介した、防音シートを壁に貼り付ける方法よりも効果的に音を遮断できます。
遮熱性にもこだわれば防災対策も兼ねられるので一石二鳥です。
2つ目は、窓を防音性の高い素材に交換するリフォームです。
防音性の高いガラスやサッシを活用することで部屋の密閉率を上げ、防音性を高めます。
道路側や隣の部屋との境界に近い窓を重点的に交換すれば、全て交換しなくても一定の効果が得られます。
3つ目は、内窓をつけるリフォームです。
窓を2重、3重にする内窓を取り付ければ、窓自体が厚くなって音漏れを防いでくれます。
ただ、窓を重ねるからといって薄い内窓を取り付けても、あまり効果は得られません。
防音対策に優れた厚いガラスを選びましょう。
4つ目は、床材の下に遮音マットを入れるリフォームです。
下の階に音が響くのを防いでくれるのが、この遮音マットです。
ドアや窓の防音性も併せて高められると、部屋全体の防音性を高められます。
リフォームする際は、上の階から優先的に改装しましょう。
5つ目は、吸音性の高い床材にするリフォームです。
クッションマット等の吸音性の高い床材を活用するのも効果的です。
フローリングや板にリフォームして、その上に防音カーペットを敷くのも良いですね。
6つ目は、防音換気口に交換するリフォームです。
窓やドアと同じ部屋の開口部として、換気口の存在も忘れてはいけません。
防音換気口は、換気口の内部に特殊な吸音材を入れ込むことで防音性を高めています。
換気口のリフォーム単体ではあまり効果を得られないので、他の方法と併せて活用しましょう。
□まとめ
今回は、木造アパートの騒音トラブルの解決法について解説しました。
木造アパートは他の建物に比べて音漏れがしやすい物件です。
防音グッズを活用したり、リフォームを検討したりして、入居者が快適に過ごせる環境をつくりましょう。
今回紹介した以外にも、金沢市内の物件を多く取り扱っております。
ぜひ金沢エリアの物件をご覧ください。
※こちらは2022年7月5日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。