マンションが空室だらけになる原因は?対策方法もご紹介!

マンションの経営がうまくいけば、安定した収入につながります。
しかし、マンション経営にはさまざまなリスクがつきまといます。
空室リスクは、そうしたリスクのうちの1つです。
空室があると利益が少なくなるどころか損失が出てしまうおそれもあるため、空室だらけの状況はなんとしても避けたいものですよね。
そこで今回は、マンションが空室だらけになる原因や対策方法をご紹介します。

□マンションが空室だらけになりやすい条件は?

空室だらけになる原因としてはさまざまなことが考えられますが、中には特に原因が見当たらないにも関わらず空室が増えてしまうケースもあります。
そのようなケースでは、以下の2つの条件に当てはまっている可能性が考えられます。

▼新築したての物件

新築したての物件は、もともとの入居者がいないため空室が多くなってしまうのも無理はありません。
築1年未満の物件では、全ての部屋が埋まらないことはそれほど珍しい状況でもないため、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、築1年以上が経過した物件でまだ空室があるような場合は、何かしらの問題があると疑うべきです。
「家賃が高すぎる」「入居審査が厳しすぎる」「設備が不十分」など、さまざまな視点から原因を探ってみると良いでしょう。

▼2月あたりの退去者が増える時期

2月付近は退去者が多くなるため、どうしても空室が増えてしまいます。
4月の就職や転勤のために引っ越す方が多くなるため、2~3月に空室が増えるのは仕方のないことだと言えます。
3〜4月になれば反対に就職や転勤で引っ越してくる人が増えるため、空室は埋まり、元の状態に戻るでしょう。
3〜4月になっても空室が埋まらないという場合は、何か別の問題があると考えて対策を急ぐ必要があります。

□空室だらけになる原因は?

1.立地が悪い
「どの駅からも遠い」「近くにスーパーやコンビニがない」「幹線道路や線路が近くてうるさい」など、立地に問題がある場合、どうしても入居者を集める難易度は上がってしまいます。
立地のせいで空室が埋まらないという場合は、立地の悪さをカバーするような別の魅力が必要になるでしょう。
2.住民トラブルがある
「夜中に騒ぐ人がいる」「よく隣人とトラブルを起こす人がいる」「共有スペースでのマナーが悪い人がいる」など、住民に問題がある場合、退去者が出やすくなります。
入居者を確保できていても、退去者が多ければ空室は増えてしまうため、住民トラブルがある場合は早急に対処する必要があります。
3.家賃が高い
家賃が相場に比べて高い場合は、当然ながら入居者は集まりにくくなります。
新築物件であったり、おしゃれなデザイナーズ物件であったりする場合は家賃が高くても入居者は問題なく集まるかもしれません。
しかし、そのような魅力がない場合は、家賃が高いと単に入居のハードルを上げるだけになってしまいます。
4.建物や設備が古い
建物や設備が古いと、やはり物件としての魅力は落ちてしまいます。
建物が古いと見た目も住み心地の悪そうな印象になり、さらに設備も古いとなると入居する物件の候補から外されてしまう可能性が高くなります。
5.間取りが不便
「柱が室内に出っ張っていて家具を置けない」「キッチンが狭すぎて料理ができない」など、不便な間取りも空室が多くなる原因の1つになります。
あとから間取りを変更することは難しいですが、可能であれば手を加える、あるいは別の部分で魅力を作り出すなどの対策が必要になるでしょう。

□空室を防ぐ対策は?

1.ターゲットを見直す
「空室対策をする」というと、家賃を下げたり、リフォームやリノベーションを行ったりと、お金のかかる対策が必要になると考える方も多いでしょう。
しかし、中にはほとんどコストをかけずに対策できる方法もあります。
ターゲットの見直しはそうした対策の1つで、「外国人向け」「高齢者向け」などとターゲットを絞ることで、入居者が集まりやすくなる場合があります。
2.入居者の費用負担を減らす
家賃や更新料、敷金や礼金などの値下げは収入の低下にも繋がるため、慎重に行いたい空室対策です。
その一方で、これらはコストをかけずにすぐに行える対策でもあるため、早急に空室を埋めたいという場合には非常に有効な方法の1つだと言えます。
3.募集資料を見直す
新しく部屋探しをする人のほとんどは、ネット上の情報や写真などの資料を参考にします。
そのため、こうした募集資料の情報を充実させることは、入居者を増やす上で非常に効果的な方法の1つです。
綺麗な写真を掲載して魅力的に見せることや、情報を詳しく書いて不安を解消してもらうことなどを意識すると良いでしょう。
4.人気の設備を導入する
エアコンや宅配ボックス、無料Wi-Fiやオートロックなど、人気の設備を取り入れることで物件の魅力は大幅にアップします。
こうした設備の有無で入居する物件を決める方もいらっしゃるため、有効な対策だと言えます。

□まとめ

今回は、マンションが空室だらけになる原因と対策をご紹介しました。
マンション経営をする上で空室は大きなリスクであるため、空室の原因を知り、対策を打つことは非常に重要です。
ターゲットの見直しや費用負担の削減、募集資料の見直しなど、比較的簡単にできる対策もあるため、まずはどんな対策が実施可能かを検討してみると良いでしょう。

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※こちらは2023年5月10日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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