入居者審査で賃貸オーナーは何をすれば良い?審査は何日かかる?

賃貸物件に新たな入居者を入れる上で欠かせない「入居審査」。
賃貸物件は誰でも入居できるわけではなく、「ほんとうに家賃を払える人なのかどうか」「問題を起こす人ではないか」などといったことを厳密に審査する必要があります。
もしもそうした審査なしに誰でも入居できる状態にしてしまうと、あらゆるトラブルが発生する可能性が生じます。
今回は、そんな入居審査に関して、その内容やチェック項目、かかる日数について解説します。
賃貸オーナーは必ず知っておくべき内容ですので、賃貸経営をお考えの方はぜひご覧ください。

□そもそも入居審査とは?

冒頭でも述べたように、賃貸物件は誰でも入居できるわけではありません。
入居審査に通った人だけが物件を借りられるのです。
あらゆるトラブルを避けるための審査ですので、実際の審査では、「常識のある人かどうか」「家賃の支払い能力があるのかどうか」「連帯保証人の保証意思があるのかどうか」などといったことをチェックします。

部屋で騒ぐ人や設備を壊す人、近隣住民とのトラブルを引き起こすような人を入居者にしてしまうと、トラブルの対応にコストがかかってしまう上に、既にいる入居者が退去してしまったり、新たな入居者が見つかりにくくなってしまったりします。
さらに、家賃を滞納する人も、家賃収入を得られなくなるという点で大きなダメージとなります。
そのため、本人がきちんと家賃を払えるかどうかはもちろんですが、それと同時にきちんとした保証人がいるのかどうかも重要なポイントとなります。
入居審査は、こうしたオーナーにとってのリスクを未然に防ぐために行われます。

□入居審査でオーナーは何をチェックすれば良い?

当たり前のことですが、入居審査は、なんとなくで行って良いものではありません。
「この人はなんとなく誠実そうだから大丈夫だろう」
「この人は変わった人だから入居はお断りしよう」
入居審査はそういったなんとなくの感覚で行われるものではなく、きちんとした審査項目や基準のもとで行われます。

審査基準は審査を行う管理会社やオーナーによって様々ですが、大抵は主に以下のような項目で行われます。

1.入居希望者の支払い能力

物件に住んでもらうためには家賃を支払ってもらう必要があるため、そうした家賃を支払う能力がない人には、当然ながら物件を貸し出すことはできません。
反対にきちんと家賃を支払い続けられるだけの収入がある人であれば、家賃を滞納されるリスクは低いと言えます。
支払い能力を見極めるためのポイントとしては、「家賃を支払うだけの年収があるか」「安定した職業に就いているかどうか」「十分な貯金があるかどうか」といったことが挙げられます。

2.連帯保証人の支払い能力

万が一入居者が家賃を払えなくなった場合、連帯保証人が代わりに家賃を払うことになります。
そのため、連帯保証人も入居希望者と同様、きちんと支払い能力があるかどうかを見極める必要があるのです。
連帯保証人は入居者の親や子供、兄弟姉妹、祖父母、叔父や叔母など、親族であることが望ましいです。
関係性が浅い友人などを連帯保証人にすると、万が一の場合に連絡が取れなくなるリスクがあるため推奨されていません。

3.入居形態

入居者が希望する入居形態も、審査の対象となります。
例えば、「カップルでの同棲」「ルームシェア」などの場合は、どちらも他人同士が一緒に居住する状態であり、関係に法的効力がないため注意が必要です。
このような場合、どちらか一方が家賃の支払いを拒否したり、関係が解消されたりした場合に家賃が滞納されるリスクがあるため、場合によっては入居を拒否するケースもあります。

4.入居希望者の人柄

人柄は書類上の情報からでは判断が難しいため、内覧時や接客時に見極める必要があります。
たとえば、「きちんと会話が成立するかどうか」といった当たり前のことはもちろん、「言葉遣いや態度が攻撃的でないか」「話す内容や行動は常識的であるか」といったことをチェックします。
入居後のトラブルを避けるためにも、書類上の情報だけではなく、こうしたその人自身の人柄にも注意する必要があるのです。

5.入居希望者の世帯構成

単身者が多く入居している賃貸アパートに子連れの入居者を入れてしまうと、泣き声や足音などの子供が発する音によってクレームやトラブルが発生してしまうおそれがあります。
こうしたトラブルを避けるために、入居希望者と近隣の入居者の世帯構成が大きく異なっていないかを確認する必要があります。

□入居審査は何日かかる?

賃貸物件の入居審査は通常、申し込みから当日~7日程度で結果が通知されます。
通常はあまり時間をかけて行われるものではないため、オーナー自身が審査を行う場合は、なるべく早く結果を通知する必要があります。

ただし、書類に不備があった場合や支払い能力の確認が必要な場合などは、審査期間が長くなりがちです。
特に書類に不備があるケースは少なくないため、書類を受け取った時点でその書類に不備がないかどうかをきちんと確認しておくと良いでしょう。

万が一多忙や長期不在などでどうしても審査の対応ができない場合は、あらかじめ連絡しておくなど、何かしら対応しておくと入居希望者や管理会社にとっても安心です。

□まとめ

今回は、賃貸物件の入居審査における内容やチェック項目、日数について解説しました。
入居審査はトラブルなく賃貸物件を行っていく上で非常に重要な工程です。
近隣トラブルや家賃滞納などが起こらないように、慎重に入居希望者を見定めることが大切です。

※こちらは2023年7月31日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

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