賃貸物件の雪かきはだれがやる?トラブルを防ぐための対策

賃貸物件に住んでいると、雪かきは誰がやるのか、責任の所在は曖昧で、トラブルに発展しやすいものです。
特に、賃貸物件では、入居者とオーナーとの間で、雪かきに関する責任分担が明確になっていないケースが多く、トラブルに発展する可能性も高くなります。
今回は、賃貸物件での雪かきを巡るトラブルを防ぐために、責任分担や対策について解説していきます。

□賃貸物件の雪かき、誰が責任を持つのか?

賃貸物件の雪かきは、原則として入居者が行うのが一般的です。
これは、賃貸借契約において、入居者は「賃借人の善管注意義務」を負っているからです。

1:賃借人の善管注意義務とは

賃借人の善管注意義務とは、入居者は賃貸物件を「善良な管理者としての注意」を払って使用し、管理する義務があるということです。
具体的には、賃貸物件の清掃、修理、日常的なメンテナンスなどを行い、物件を良好な状態に保つことが求められます。

2:雪かきは善管注意義務の範囲内

雪かきも、賃貸物件の安全な使用を確保するために必要な行為として、賃借人の善管注意義務の範囲内と判断されることが多いです。
つまり、入居者は、自分の住んでいる部屋だけでなく、共有部分の雪かきも責任を持って行う必要があるということです。

3:契約内容を確認しよう

ただし、賃貸借契約によっては、雪かきに関する特約が設けられている場合があります。
例えば、オーナーが雪かきを行うこと、または、雪かき費用を入居者が負担することなどが、契約書に記載されているケースもあります。

4:地域や積雪量も考慮

また、地域や積雪量によっても、雪かきの責任分担は変わってきます。
例えば、豪雪地帯では、オーナーが雪かき費用を負担したり、除雪業者を雇ったりする場合もあります。

□雪かきを巡るトラブル事例と原因

賃貸物件での雪かきを巡っては、様々なトラブルが発生しています。

1:誰も雪かきをしてくれない

誰も雪かきをしてくれないというトラブルは、特に、一人暮らしが多いアパートや、入居者同士のコミュニケーションが希薄な物件で発生しやすいです。

2:捨てた雪が邪魔になっている

雪かきをした後、どこへ雪を捨てればいいのか、という問題もトラブルの原因になりやすいです。
特に、駐車場がある物件では、雪を捨てた場所が車の通行の邪魔になったり、他の入居者のスペースに雪が積もってしまったりすることがあります。

3:上階の住民が雪を落としてくる

上階の住民が、ベランダや屋根の雪をそのまま下に落としてしまうことで、1階の入居者の玄関や通路が塞がれてしまうトラブルも発生しています。

4:深夜・早朝に雪かきをする人がいる

深夜や早朝に雪かきをすることで、近隣住民に騒音や迷惑をかけてしまうトラブルも発生しています。

5:近隣住民とのトラブル

賃貸物件の敷地外に雪を捨ててしまい、近隣住民とのトラブルに発展するケースもあります。

□雪かきトラブルを防ぐための具体的な対策

雪かきトラブルを防ぐためには、契約書での明確なルール設定に加え、対策を講じる必要があります。

1:契約書に雪かきの責任分担を明確に記載する

賃貸借契約書に、雪かきの責任分担を明確に記載することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
誰が雪かきを行うのか、費用は誰が負担するのか、雪かきの時期や時間帯はどのようになるのか、など、具体的な内容を盛り込みましょう。

2:オーナーと入居者でルールを共有する

契約書に記載したルールを、オーナーと入居者双方でしっかりと共有することが大切です。
入居者説明会などで、雪かきに関するルールを説明したり、パンフレットや掲示物で周知したりすることで、入居者全員がルールを理解し、トラブルを防ぐことができます。

3:雪かきの方法や手順を共有する

雪かきの方法や手順を共有することで、入居者同士が協力して雪かきを行うことができます。
例えば、雪かきの順番を決めたり、雪を捨てる場所を決めたりすることで、効率的かつ安全に雪かきを行うことができます。

4:設備の故障や破損に備える

雪かきをする際に、建物や設備が破損してしまうことがあります。
そのため、事前に設備の補強や保険加入など、対策を検討しておくことが大切です。
例えば、屋根の雪下ろしが不安な場合は、事前に業者に依頼して屋根の補強工事を行うことを検討しましょう。
また、雪害による損害に備えて、火災保険に雪災補償を付加することも有効です。

5:トラブル発生時の対応を検討する

万が一、雪かきを巡ってトラブルが発生した場合に備えて、対応方法を検討しておくことが大切です。
例えば、トラブル発生時の連絡先を明確にしたり、トラブル発生時の対応フローを作成したりすることで、迅速かつ適切な対応が可能になります。

□まとめ

賃貸物件での雪かきは、入居者とオーナー双方にとって、重要な課題です。
雪かきを巡るトラブルを防ぐためには、契約書でのルール設定、オーナーと入居者間でのルール共有、雪かきに関する情報共有、設備の故障や破損への備え、トラブル発生時の対応などが重要になります。

※こちらは2024年8月3日時点での情報です。内容が変更になる可能性がございますのでご了承ください。

==================================================

 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

入居者様への対応・空室対策・資産運用・節税対策などの不動産管理の

プロがそろった不動産屋さん

アパマンショップ三口新町店 高山不動産

にお任せください!

TEL:076-264-8686

◇不動産管理サービスページへ移動◇

mail: mitsukuchishinmachi@apamanshop-fc.com

□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

==================================================

カテゴリー一覧
最新記事
過去の記事

金沢学院大学生
お部屋探し